2020春アニメに生活リズムを完全に支配されているマニアが選ぶ今期のオススメアニメ5選

アニメ

アニメファン待望の2020年春アニメが放送開始されてから早くも一ヶ月が経ちました。

「春アニメはその年に制作会社が一番力を入れたいタイトルを持ってくる」

とも言われることがありますが、今年は残念ながら新型コロナウィルスの影響でいくつものアニメ作品の放送延期が発表されています。しかし、一方で視聴者の側は、不要不急の外出自粛要請によって在宅時間が増えたことで「ちょっとアニメでも見てみようかな。」と思う機会が増えているのではないでしょうか。

そこで今回は、アニメに生活リズムを完全に支配されている筆者が独断と偏見で選んだ今から見ても遅くない今期のオススメアニメ5作品を紹介していきたいと思います。


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◇かくしごと

出典:TVアニメ「かくしごと」公式サイト

監督:村野 佑太
制作:亜細亜堂

  ◎オススメポイント

  『さよなら絶望先生』『じょしらく』などで知られる久米田康治先生原作漫画のアニメ化作品です。

   「お父さんの隠し事は、描く仕事でした。」という印象的な台詞(ダジャレ)から始まる今作は、久米田先生のこれまでの作品の特徴としてあった【風刺】や【ブラックユーモア】といった要素がやや影を潜めており、基本的には“漫画家の父”と“小学生の娘”の微笑ましい日常がギャグテイストで描かれていきます。

しかし、要所要所で映し出される意味深な回想や親娘の過去にまつわる想い出の品々が、過去に起こったであろう暗く不穏な出来事を示唆しており、ハラハラさせられながら気づけば続きを切望してしまいます。

そして何と言っても、エンディングテーマは、そんなどんよりジメジメとした本編の空気を払拭するかのような、大瀧詠一さんの「君は天然色」。爽快感満天で特筆すべき必見ポイントとなっています。



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◇放課後ていぼう日誌

出典:放課後ていぼう日誌アニメ公式サイト

監督:大隈 孝晴
制作:動画工房

◎オススメポイント

原作は『月刊ヤングチャンピオン烈』で連載されている小坂泰之先生の漫画で、非常にざっくりとした説明をすると、女子高生4人が放課後に近くの堤防へ行って釣りを楽しむだけの癒し系作品です。 

 昨今、インターネットのアニメファンを中心に盛んに唱えられている「おじさんの趣味を女子高生にやらせると人気アニメになる法則」に奇しくも合致した内容となっており、2話のサブタイトル「リールとキャスティング」からもわかるように、女子高生の部活動を中心とした作品であるのにも関わらず、どこか本格派の渋みが漂っていて、それが作品の味わい深さを広げているように見受けられます。普段、萌えアニメは受け付けないという人にも刺さる嗜好性の高い内容になっていると思います。

しかし、残念ながらこちらの作品は新型コロナウィルス感染拡大の影響で4話以降の放送延期が決定されてしまいました。現在同枠では「動画工房 春のアニメまつり」と称して、制作会社、動画工房の過去作品の第1話を厳選して毎週放送しており、それらを楽しみながら最新話の放送を待つことができます。


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◇BNA ビー・エヌ・エー

出典 img.gifmagazine.net

監督:吉成 曜
制作:TRIGGER

◎オススメポイント

『リトルウィッチアカデミア』『プロメア』など国内外で高い人気を誇るアニメ制作会社TRIGGERの新作オリジナルテレビアニメシリーズです。

海外のカートゥーンアニメと日本のアニメーションをハイブリッドにしたかのようなグローバルで非常にポップな優れたデザインのキャラクター達が数多く登場し、獣人たちの街アニマシティを舞台に主人公の少女が様々な出会いを通して成長していくといったストーリーが展開されていきます。 

エンドクレジットを見ると分かりますが海外のクリエイターが数多く参加しており、今後アニメ業界の流行の最先端になるであろう表現が至る所で見られ、アニメーションの原点的な快感、面白さを再認識させてくれます。

普段アニメを見ないという人にも躊躇いなくオススメすることができる高品質で贅沢な作品です。

ちなみにNetflixに加入することで1~6話までをいち早く見ることが出来るようです


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◇イエスタデイをうたって

典:TVアニメ『イエスタデイをうたって』公式サイト

監督:藤原 佳幸
制作:動画工房

◎オススメポイント

1998年から2015年までの間、『ビジネスジャンプ』と『グランドジャンプ』で不定期連載されていた冬目景先生の原作漫画のアニメ化作品です。

大学卒業後、定職につかず、将来への不安を抱えながらフリーターを続けるモラトリアムな主人公の、ある意味閉塞的でモヤモヤとした日常生活が情緒的に丁寧に描かれてる青春群像劇です。

今作の舞台は1990年代で、今では珍しい黒電話やカセットウォークマンなどの小物が登場したり、街並みや登場人物の服装など、どこさ懐かしさを感じさせるノスタルジックな要素が多分に含まれています。 

線画に手書きのタッチを残すなど、作画面でのこだわりと原作へのリスペクトを強く感じられ、原作の空気感を再現することに成功したアニメ作品です。


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◇LISTENERS

出典/引用:LISTENERSアニメ公式サイト

監督:安藤祐章
制作:MAPPA

◎オススメポイント

   昨今では滅多にお目にかかれない貴重なオリジナル巨大ロボットアニメーションです。

スラムを思わせるスクラップ街出身の主人公と、インプットメントと呼ばれる巨大ロボットを操ることのできる少女の二人が、世界中を旅をしていくという王道的な冒険物語ですが、『カウボーイビバップ』『交響詩編エウレカセブン』といった大人気シリーズでシリーズ構成や脚本を担当されていた佐藤大さんが脚本とストーリー原案として参加されていて、独創的で通好みの作品に仕上がっています。

また、【新たな《音楽×アニメ≫のプロジェクト】というコンセプトで、エンディングテーマは若者を中心に絶大な支持を得ている、カゲロウプロジェクトのじんさんが毎回異なった曲を手掛けられており、作品の楽しみの幅を広げています。


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以上、誠に勝手ながら今期アニメの中から5作品を選ばせていただきました。

当然のことながら、上記以外の作品の中にも素晴らしい作品は数多くありますし、書ききれない魅力も沢山ありますので、ぜひこの機会にご自分の好みに合った作品を探してみてはいかがでしょうか?